まじかよ、タイドラマ!タイポップ!

タイのカルチャーと音楽(T-POP/タイポップ)にハマって遂にタイ移住してしまったZ世代男子

トムヤム的!2022年の #タイポップ #TPOP (今週のタイポップ特別編) その2

今週のタイポップ T-POP 2022 まとめ

2022年のタイポップのまとめ記事・その②

2022年12月25日までに発表・発売されたタイポップ・T-POP の中から、

  • 人気を集めた作品
  • 筆者がこの1年でかなりハマった作品

をご紹介します。「トムヤム的!今週の #タイポップ #TPOP」特別編。

(前回・その1はこちら)tomyumakt.hatenablog.com

【目次】

 

 

 

👑タイで流行ったで賞 (全10組)

#10 PAPER 

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タイの5人組ドリームポップ・バンド「PAPER」が2021年11月に発表した楽曲『ท้องฟ้า』(トーンファー) 。発売後、ジワジワと再生回数を伸ばし、2022年12月では1億9000万回を超えています。

曲名の「ท้องฟ้า」(トーンファー) とは、空 (そら) のこと。
世界のどこまでも広がる空を通して人々の心に寄り添う歌詞と切なくも爽やかな音色は、聴く人の背中をそっと押してくれます。

コロナ禍が日常へと変貌しつつある今聴いても、心がフワッと軽くなり「また頑張ろう」と思える、いつまでもそばに置いておきたい曲。大好きです。

 

 

#11 Joey Phuwasit

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2022年6月にタイの若手歌手・Joey Phuwasit (ジョーイ・プーワシット) が発表したのが『นะหน้าทอง』(ナナートーン)。

タイらしい懐かしさを感じるとともに、心が落ち着く曲。実はその裏には、文化的なメッセージが。

 

曲名の「นะหน้าทอง」とは、大乗仏教におけるマントラの名前だそう。
顔に金箔を付し呪文を唱えてもらうことで、自分の運勢を良くするための儀式*1。いわばおまじないのようなものだと思われます。

タイではとても人気の儀式の1つ*2らしく、タイの大手ニュースサイト「Thaiath」にも、2022年の記事がありました*3

 

コロナ禍で傷んだ経済や疲弊した心には、このカントリー・ソング自体がおまじないとなったのかもしれません。YouTube におけるMV再生数ランキングでも世界13位を記録。たとえ言葉が分からなかったとしても、その魅力は国境を越えて伝わったと思います。

この曲を聴いた人に、幸あれ。

 

 

#12 Singto Numchok

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この曲は盛り上がるし、フェスで何回か耳にしました!

タワレコのHPにまとまったプロフィールがあったため引用させていただきます。

1983年7月26日、タイ・ブリーラム県生まれのシンガー・ソングライター。本名はシントー=ナムチョーク・タナッドラム。12歳頃からバンコクへ出稼ぎに出て、ギターを弾き始める。バンド活動を経て、プーケットへ移住し、シンガー・ソングライターとして活動開始。
2010年のアルバム『シントー・ナムチョーク』収録の「ティング」でブレイク。多くの音楽賞を受賞し、国民的人気を博す。その後、英BBCなど海外メディアでも話題に。国内では抜群のライヴ集客力を誇り、“タイのジャック・ジョンソン”とも呼ばれる。2016年7月、全曲英語のミニ・アルバム『チョーク ディー』で日本デビューを果たす。
2016/09/15 (2016/09/15更新) (CDジャーナル) *4

 

曲名の「I Just Wanna เป็นแฟนยูได้บ่」(ぺんふぇんゆーだいぼー) を日本語に訳すと引っかかるのが、語尾の「บ่」(ボー)。これはタイの東北部・イサーン地方特有の疑問詞だそう。

標準語だったら「あなたの彼氏になれますか」ですが、方言を加味すると「あなたの彼氏になれまっか」的な感じでしょうか。(上手い訳し方あったらぜひ教えて下さい)

 

方言が掛け合わされた耳に残るフレーズがタイ人のハートをガッチリ掴み、YouTube では1億4000万回再生を超える大ヒットを記録中。ちなみに、さきに紹介したアイドルグループ「PROXIE」もカバーしています。

 

 

#13 Lipta feat. GUYGEEGEE

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こちらもガチ流行り。「Lipta」(リプター) は2005年にデビューした、ベテランの男性ポップデュオ。彼らとコラボしたのが、2021年にデビューした弱冠27歳のラッパー「GUYGEEGEE」。

Lipta は2021年に "Kick Records" という音楽レーベルを立ち上げ*5、様々なアーティストのプロデュースや、いま波に乗る T-POP 界で活躍するアーティストの育成に励むなど、ビジネス的な嗅覚、センスが凄い。漏れなく GUYGEEGEE とのコラボも大当たり。2005年デビューながら今も第一線で活躍し続けるって、並大抵のことではないと思います。

 

ちなみに曲名の『ทักครับ』(タックラップ) とは挨拶で、「こんにちは」程度の意味。MVのダンスとともにタックラップって言うとタイ人にちょっとウケます。

 

 

#14 BOKYLION

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BOKYLION (ボーキーライオン) は、2017年にデビューした女性シンガー・ソングライター。年齢不詳感ありますが1994年生まれだそうです。

彼女は複数ヒット曲あるのですが、1つ選ぶとすればこの『วาดไว้ (recall)』になるでしょうか。恋人に別れを告げられたショックの中、懸命に前を向こうとする気持ちを歌います。いつ聴いても、心を揺さぶる唯一無二の歌声が響きます。

 

 

#15 Only Monday

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Only Monday」は、2020年デビューのタイの3ピースバンド。
取り上げるのは昨年11月に発表された3rd Single『ได้แต่นึกถึง』(ダイデーヌットゥン) です。

恋人との別れを振り返ると冷静でいられなくなる自分を綴った歌詞とMVが切なく心に刺さる。人生の様々な後悔が思い出されるよう。けれど、最後の転調が明るく聞こえるのは気のせいだろうか?いや、きっと気のせいではないはず。

 

 

#16 Musketeers

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2009年から活動するタイの3ピースバンド「Muketeers」(マスケティアーズ)。タイのラッパー・MAIYARAP とコラボした楽曲『พิจารณา (Consider)』を紹介します。

ふとした瞬間に頭の中で浮かぶくらいに、メロディーは中毒性抜群。
尻に轢かれながらも恋人のことを愛してやまない男性を描いた歌詞とMVはユーモアたっぷり。

YouTube での再生回数が発表から3ヶ月で4000万回を超えるヒットとなっています。

 

 

#17 Tilly Birds


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バンコクを拠点に活動するスリーピースバンド・Tilly Birds。目の前から消えてしまった人を想った曲『ถ้าเราเจอกันอีก (Until Then)』が約1年間に渡りチャートインするロングヒットを記録。Lyrics Video は1億回再生を超えています。

イントロから徐々に上がっていくメロディーラインがサビで爆発。頭の中に映像が思い浮かぶようなセンチメンタルな楽曲です。歌詞の意味なんて分からなくても気持ちが伝わる、これぞ音楽という曲だと思います。

 

 

#18 Pop Pongkool (ป๊อบ ปองกูล)


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恋人を忘れることができない自分の傷んだ心を歌った、Pop Pongkool (ป๊อบ ปองกูล) の『สลักจิต』(サラクジット)。曲名を邦訳すると "心を彫る"、といったところでしょうか。

曲の最後は「密かに彼女を心に埋めた」という歌詞で歌い終わります。前を向くために伴った痛みが描かれていて、私の心はキュッとなりました。

 

 

#19 No One Else


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心からの、純粋なラブソング。

「タイで流行ったで賞」最後のノミネートは、タイのスリーピースバンド・No One Else。2021年10月に発表した楽曲『ต่อจากนี้เพลงรักทุกเพลงจะเป็นของเธอเท่านั้น』をご紹介します。

タイトルを邦訳すると「いまから全てのラブソングの主人公はあなた」。愛する人を大切に思う気持ちを実直に歌った楽曲です。2022年の上半期にかけて、長いことチャートインしていました。YouTube では約5000万回再生を数えます。

ボーカルの優しい歌声と柔らかい楽曲の雰囲気が、海を隔てた日本にいる私をも幸せな気分にしてくれます。いつ聴いても素敵な曲だと思います。

 

 

 

YouTube リンクが重くて次の記事へ。

またもやPCスペックが限界を迎えてきました。YouTube のリンク貼りすぎが原因なのですが、どうしようもないため次の記事に回させてください。(苦笑)

ここまで長文にも関わらずお読みいただきありがとうございました!

 

続き (その③)

tomyumakt.hatenablog.com

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