まじかよ、タイドラマ!タイポップ!

BLドラマ・俳優(特にアジア圏)の紹介と感想。たまにタイポップ

GMMTVの新作タイドラマ『Last Twilight』はなぜ心を打つのか

予告編で、涙ちょちょぎれ——。

 

2022年11月22日に、GMMTV の2023年度新作発表会が行われました。
GMMTV とは、日本で人気のタイドラマを多数送り出しているタイのテレビ局です。

総勢21本もの新作が発表されましたが、筆者が圧倒的に惹かれた作品がこの『Last Twilight』。

www.youtube.com

タイの俳優・Jimmy さんと Sea さんが主演する当作ですが、予告編を観ただけで鳥肌が立つ出来栄え。
何がそんなに良いのか、ツラツラと書き連ねてみます。

【目次】

 

あらすじ

お金に困る男・Mork (モーク / 演: Jimmy) は、友人から割のいいバイトを紹介される。その内容は「顧客とただ食事をするだけ」。

半信半疑で向かった先で待ち受けていたのは、事故で視力を半分以上失ってしまった青年・Day (デー / 演: Sea)。彼の世話をすることが仕事の内容だった。
Day に対し図々しい態度を取る Mork だったが、Day にその様子を気に入られて世話係となることに。

他人に同情されることを嫌がる Day だったが、障害者としてではなく一人の人間として接してくる Mork に、Day の頑固な心は次第に溶けてゆく。

 

視力が失われるまでに残された時間は、わずか180日。
美しい景色を求めて、2人は最後まで思い出を積み重ねる。

 

 

私が予告編で気になったこと

① BLBLしていない

前回の記事でも書きましたが、『Last Twilight』はタイのBLドラマにありがちな要素が排除され、
異性同士でも成立する純粋なラブ・ロマンス作品に仕上がっているように見受けられます。

Last Twilight BLしていない作品

 

筆者は、BLドラマにはありがちな要素が2つあり、
そのどちらか一方でもドラマに含まれていると「BLっぽさ」が出てしまう、と考えています。

その要素は以下の2つ。

(ⅰ) ファンタジー
(ⅱ) 差別に立ち向かう

 

「(ⅰ) ファンタジー」は、現実的にはありえない展開や身体的接触の連続で主人公の2人が結ばれる作品のこと。「そんなこと、ある!?」とか「いやその展開はあり得ないでしょ」とツッコみたくなるやつです。

「(ⅱ) 差別に立ち向かう」は、どちらかと言うと現実的。結ばれた2人が、同性愛が完全に受け入れられていない社会からの視線や抑圧に立ち向かったり、折り合いをつけたりする作品です
LGBTQI を支援する姿勢は評価できるものの、(ⅰ)のファンタジー要素を含んだBL作品が性的搾取と叩かれないための手段として利用している感も否めず、現実は複雑です。

 

一方の『Last Twilight』ですが、なんと(ⅰ)(ⅱ)のどちらでもなさそうな感じがします。
ヒロインは男×男ですが、どちらかが女性だとしても内容は成立しそう。
そのため、BL と聞いて視聴をためらってしまう視聴者層にも刺さる作品だと思います。

Last Twilight 名作

 

同性ラブ・ロマンス作品が好きな筆者ですが、BLBL(ビーエルビーエル)した作品はそこまで得意ではないため、Last Twilight に心惹かれた次第でございました。

 

視覚障害者を演じる Sea の目の演技

Teaser映像を観ていただければ分かるのですが、
Sea さんの目の演技が、すごい

www.youtube.com

一切セリフ理解できなくても、
突然中盤のシーン見せられたとしても、
Sea さん演じる Day が視覚障害者であることが分かると思います。

Last Twilight ภาพนายไม่เคยลืม 目の演技 Sea

難しい役どころではありますが、この作品において Day が視覚障害者であることは重要な要素。演技をクリアしていることは大きいと思います。

 

③効果的に使われる「数字」

視力は元の40%しか残っていない

Last Twilight 視力 40%

Last Twilight 視力 40%

5割でもなく3割でもなく4割というところが、希望と絶望のちょうど中間を狙った感じ……。やるせなさを感じる、絶妙な設定ですね。

 

見える距離は、1クープ(タイの単位)

Last Twilight 1クープ 1คืบLast Twilight 1クープ 1คืบLast Twilight 1クープ 1คืบ

Last Twilight 1クープ 1คืบ

Last Twilight 1クープ 1คืบ

Last Twilight 1クープ 1คืบ

Last Twilight 1クープ 1คืบ

この瞬間に初めて、 Day (演: Sea) は Mork (演: Jimmy) の顔を認識します。ぼんやりと、ではありますが。

Day 曰く、彼の視界は「水のカーテンがかかったような感じ」。
Day ははっきりと、 Mork はぼやけて映ります。うーん、2人の視力の差を思い知らされる一瞬。やるせない……。

こんな印象的なガウスの使い方、今まであったっけ?(涙)

 

残された時間は180日

Last Twilight 残された時間 180日 180days

Last Twilight 残された時間 180日 180days

Day (演: Sea) の視力が失われるまでに残された時間は、180日だそう。

ああッ!タイムリミット設定するのはズルい!ズルすぎるよ!そんなんタイムリミットまでは楽しい時間を沢山過ごすけど結局は終わりが来る展開でしょ!?そんなの悲しすぎます!必ず涙腺崩壊するやつ!本編観たら涙ちょちょぎれになるので観れないよォ!!!!! (面白いから絶対見る

 

視力が失われるまでの180日間に、Day がしたいことを Mork と一つ一つやっていくんだろうな……。
んで、その間に2人の絆が深まり、最後に思い残したことは、Mork の顔をはっきりと見ること。それはつまり「1クープ以上近づく」ということで……

 

あああああ!これ本当に感動するやつぅぅぅぅううう!!最後に2人は幸せなキスをしてくれるのか!??ここまで楽しみなタイドラマ、初めてかも。

 

俳優陣100点 (JimmySea)

ルックス最&高

 

配役最&高

Mork (モーク / 演: Jimmy)

Last Twilight Mork Jimmy

Last Twilight Mork Jimmy

金に困ってるけど誰も忖度しない朴訥な若者を演じる Jimmy さん
(※ Jimmy ちゃんは意外と俺様キャラが似合う)

 

Day (デー / 演: Sea)

Last Twilight Day Sea

Last Twilight Day Sea

Last Twilight Day Sea

Last Twilight Day Sea

事故をきっかけに心に壁を作ってしまった青年を演じる Sea さん。いいとこの坊っちゃん似合ってます

 

意識の高さ最&高

GMMTV Jimmy 食事 食生活

Jimmy ちゃんの食生活 (※関係ない) from @jimmyjp

 

 

主題歌も100点(Stamp さん)

www.youtube.com

主題歌はタイの国民的歌手・Stamp さん。これは勝ったな……(何に)

タイトルは『ร้อยล้านวิว』。
直訳すると「1億の景色」といったところでしょうか。英題は『Million Views』。

実は、楽曲自体は2018年に発表されたもの。
マイナーコードで哀愁を誘う一方、ミドルなテンポが一縷の望みを感じさせる、切なくも明るい一曲です。ここまでピッタリな楽曲あります?(※逆質問)

 

日本での活動も盛んに行っている Stamp さん。

今年の夏には日テレ系「スッキリ!」生出演、つい先日の11月23日には日本人歌手の瑛人さんとコラボし『香水』のタイ語バージョンを発表しています。

www.youtube.com

と思ったら Stamp さん、流石でございます。
2019年の時点で日本語バージョンを発表されていました。

www.youtube.com

これ、日本地上波放送あるってことで合ってますか?(※気が早い)

 

 

邦題どうする?

日本の地上波で放送するならばやはり現地版タイトルが必要になるでしょう。(※気が早い)

有名な例だと映画『ランボー』。原題は『First Blood』でしたが、そのままだと日本人には内容が伝わりにくいからいっそのこと『ランボー』にした、というようにです。

 

さて「Last Twilight」ですが、どうしましょう?言われてみれば、そのままだと抽象的で内容が伝わりにくい気がします。

ではドラマ内のキーワードから引っ張ってみますか。

「最後の180日」?「1クープ先の君」?最強のふたり」?……うーん、キャッチコピーって考えるの難しいですね (放棄)

 

 

放送日程すら決まっていない

のにも関わらず、ここまで筆者の筆を進ませるこの「Last Twilight」。他のタイBLとは一線を画す魅力が詰まっていることをお伝えできたでしょうか。

最後まで私の妄想にお付き合い頂いたあなたはきっと筆者・トムヤム亜久津と波長が合うに違いありません。Twitter のフォロー、どうかよろしくお願いいたします。なんて図々しいんだ。

twitter.com

 

あまり期待しすぎても仕方ないので、しばらくはこのドラマのことを忘れていようと思います。でも多分無理!