言葉にならない感動と衝撃が、次から次へと襲ってきました。
あと7話もこのドラマを味わえるなんて、なんて幸せなんだ……。
(※以下、作品の内容を含みますのでご注意ください。)
【目次】
1分であらすじ
コンテスト出場の条件として「中間テスト全科目合格」を言い渡された Chinzhilla メンバー
Gun は Tinn の隠れ家(嘘)で勉強合宿をすることに
一緒にご飯、一緒に試験、一緒にプール……
徐々に距離が近づく2人
無事にコンテストの出場許可をもらった Chinzhilla
Tinn に胸の高鳴りを覚える Gun
……ストーリーの大筋はこのような感じですが、結末に辿り着くまでの過程と魅せ方が本当に凄い!!!事項に続きます。
印象に残ったシーン
(1) キモカワ Tinn
サクッと紹介。こちらです。
(勉強モードのGun...)
— トムヤム亜久津@タイドラマ&タイポップブログ (@tomyumakt) 2022年12月20日
(ナーラ~~~ック(めっちゃ可愛い))#Tinnの心の声 #MySchoolPresidentEP3 pic.twitter.com/RSCXBIs7HF
(2) ベッドで目を合わせるシーン
冷静に振り返るとこれ、Tinn が初めて自分の気持ちに素直に従った瞬間かも。
それまでは
とか、
といった思春期男子特有の妄想が頭に浮かぶものの、
それはいつも妄想止まりで、Gun や他人に邪魔される始末でした。
しかし、遠くからでは分からなかった Gun の内面を知って、
自分の気持ちを確かめるように Gun の瞳を覗き込むと、
今までの妄想は、全て伏線に変わったのでした。
アアアアアッ!!!!!ドキドキが過ぎるッ!!!!!
(3) ダンス&楽曲シーン
緊張で身体が強張るTinn に Gun が微笑みとともにかけた一言は「目を閉じて。俺が助ける」。音楽が始まると体育館は一転、夜のダンスフロアへと変貌する。魔法にかけられたように、Tinn は滑らかに踊り始める。Chinzhilla の演奏に合わせて——。
まるで映画のクライマックスのようでした。グッときました。大人たちは知らない、2人だけの世界。Gun を除く Chinzhilla メンバーがバックバンドみたくなっているのも、将来の2人の恋を暗に応援しているのかな。素敵だった。
"関係性の変化"を暗示
今までは常に Tinn が助ける側だったけれど、ここで初めて助ける側に回った Gun。
これひょっとすると「今まで一方通行だった関係性に変化が生じた」ということを暗示している……のかも。
"2人だけの"世界
Tinn が目を再び開けると、そこは2人だけの世界に変貌している――。
いや〜〜、めっちゃ分かります。これって「Tinn や Gun が見ている世界を誇張して表現したもの」だと思うのですが、そう、高校生くらいの年齢って周りが全然見えていないんですよね。好きなものかそれ以外か、みたいな。だから、好きな人が目の前にいたらもうそれ以外なんて興味ない。眼中にない!脇目も振らず、みたいな(笑)。だから、好きな人が目の前にいてダンスなんてしたら、タキシードを着て、スポットライトに照らされて、生演奏のバックバンドがいて――、というように世界が見えるのは、実は普通のことなのかも。
もうだいぶ月日が経ってますが、好きだった同級生がいた頃の高校生の自分を思い出します。あの頃は若かった!笑
……というか、今も周りがみえていない筆者なんですけどね!笑 (笑ってもいい?)
挿入歌は"フルコーラス"
さらに、曲がフル尺で流れたのにもヤラれた。
日経MJヒット商品番付の東の横綱が「コスパ&タイパ」だった2022年。
世界的にコンテンツの消費スピードが上昇しタイムパフォーマンスが求められる中、当作『My School President』も非常にテンポよく話が展開してきました。
そんな中、5分間も楽曲に時間を割くのは、勇気の要る決断だったように思います。
しかし今作では、それを上手くやってのけた。
センチメンタルなピアノのイントロから入り、Gun の優しい表情と声色が感動に拍車をかける。思わず鳥肌が立ちました。先述しましたが、Chinzhilla がバックバンドとして歌うのも、将来の2人の恋を暗に応援しているようで良かった。言葉にならない感動と衝撃が次から次へと襲ってきて、フルコーラスの楽曲はあっという間に感じました。
逆に、この感動と衝撃を受け止めるには、5分無いと足りなかったのかも、と後になってしみじみ思います。
(4) Tinn の鼓動が速くなるシーン
「目を見つめさせて」。質問じゃないんだよ、と矢継ぎ早に言われ、断るまでもなく見つめた Tinn の目。Tinn に見つめられた自分の目。首がむず痒くなったそのときと、いま改めて Tinn を見つめるこの瞬間に感じたのは、高鳴る胸の鼓動だった——。
EP4 の最終盤・[4/4] 16:43から始まるこのシーン、筆者は本当に報われた気持ちになりました。Gun の感情が動き始めて、Tinn の思いが一方通行でなくなったのだから……。
実は Gun がドキドキしていたことが後から分かるという展開にもヤラれた。
いままで散々 Tinn の妄想や行動は空振りしてきて、ああ今回も空振りか、そう思わせておいてからの「実はドキドキしてた」は、ずるいよ。ずるすぎる。EP1、EP2と積もり積もった欲求不満が解消されるには十分過ぎるサプライズ。
これ、ヤラれた人多いんじゃないかなぁ。
罪なドラマですよ、My School President ……。
傑作の予感
ここまでツラツラと書き連ねてきました。お読み頂きありがとうございます、まとめに入りますね。
『My School President』は、主演 (Gemini / Fourth) と脚本がパーフェクトに揃ったドラマだなぁと回を追うごとに思います。個人的には『2gether the Series』『I Told Sunset About You / I Promised You the Moon 』以来のヒットかも。
ここだけの話、このブログへの検索流入数も急増しているので、2gether や F4Thailand 以来の話題作になれるポテンシャルを感じています。
あとは、残りの7話でどのような紆余曲折があり、どのように着地するのか。
既に近年稀に見る素晴らしい展開を見せていただいているので、もう下手に盛り上がらなくてもいいです。主人公の2人と周りの男子高校生たちが穏やかに、笑顔でエンディングを迎えてくれれば、と思います。
視聴リンク
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長文にもかかわらず、最後までお読み頂きありがとうございました!
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